眼のトラブルがご心配な飼い主さまへ
For owners who are worried about eye problems
眼科疾患の受診に関して
飼い主さまへ
当院ではスリットランプ生体顕微鏡でワンちゃんとネコちゃんの眼を見るようにしています。
また一般的な眼科検査を行い、病気の原因を特定するように心がけております。特に、ネコちゃんの眼科疾患に関してはPCR 検査を積極的に用いております。
初診の方は診察時間が長くなる可能性があるため、事前に予約していただくようお願いしております(当日の予約も空きがあれば可能です)。
ご紹介していただく獣医さまへ
可能であれば経過報告書をいただけると助かります。
特に猫の眼科疾患に関しては、ワクチン接種の証明書、点眼(または内服)の使用歴を記入してください。当院は眼科専門ではなく、現在、高度な外科手術には対応できておりません。
眼科症例紹介
犬の角膜疾患
細菌性角膜潰瘍
治療前
治療後
イヌの角膜に細菌が感染して、穴が開きそうな状態。
手術が必要になることもあるが、積極的な点眼と飲み薬で管理できた症例。
自発性慢性角膜上皮欠損(SCEDs)
治療前
治療後
治療前の緑に染まっている部分は、目の表面がめくれている状態。
診断法や治療法は様々ある。この症例は動物用のコンタクトレンズをつけて治療したところ、きれいに治った。
加齢性角膜変性
治療前
治療後
眼の真ん中に白い混濁が見られる。加齢に伴う変化の場合もある。
この症例は長期間の点眼薬で白い混濁が剝がされてきれいになってきている。
猫の角膜疾患
ヘルペスウイルス性角膜潰瘍
樹状潰瘍と呼ばれる特徴的なヘルペスウイルス性角膜潰瘍。
眼を染色して、拡大して見ないとはっきりわからない事がある。
ヘルペスウイルス性結膜炎
治療前
治療後
子猫のヘルペスウイルス眼感染では、重症化する事があるが、集中的に治療してきれいな眼にもどせる可能性がある。
好酸球増殖性角膜炎
治療前
治療後
ネコに特徴的な眼疾患。診断は難しくないが、治療が難しくなる事が多い。
継続的に適切な治療を行うと、きれいな眼を維持できる。